外資系企業のテレワーク営業活動について
◇私の会社はすんなり、テレワーク導入
もともと外資系ということもあって、会社に行くことは、通常でも週1回ぐらいなもので多いときでも2~3回程度の会社出勤でした。
外資系の他の会社についても同様で、テレワークのアレルギーが比較的に少なくすんなり移行している企業が日系に比べ比較的多いと思います。
また、私の会社でもコロナによる緊急事態宣言前から既にそのようなことを予測して、自発的にテレワークのテストを行い、事前に問題点と改善点をあぶり出し、緊急事態宣言の備えをしていたぐらいです。
それほど外資系としては、テレワークというのはある種想定しやすい働き方なのだと思います。
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平行して、契約書や書面の押印作業をしなくて良いようにWEB印鑑のシステム導入も早々と行っていました。
少し脱線しますが、個人的にはWEB印鑑(承認押印システム)は賛成です。
よく印鑑推奨派の方は、印鑑自体に偽装されにくい独自の形を掘って、その安全性を推
奨していますが、そもそも本質的なところは、ウェブ上でも同様なことが行えると思います。
つまりは契約の承認者本人であるかどうかが重要ということです。WEBであっても承認
前のフローをセキュリティ上で本人確認する代理の方法で代替できれば、OKだと思いま
す。
むしろ判子の方が今では偽装されるという意味ではリスクが高いです。
判子によっては3Dプリンターでも作ることが可能なものもありますし、独自の掘り方を
した判子が本人のものであるかどうかは、押印した時点で偽装されているかされていな
いかは瞬時に判断は出来ないものだと思います。
従って私は今政府も進めている政策でもありますが、判子は契約書を承認する道具とし
ては、今の世の中において、その役割はもう終えてもいいと思いますし、脱却するには
今回のタイミングが非常に良いかと思います。
話を戻して、
そんな私の外資系企業でのテレワーク業務内容についてですが、まずは私がどんな業界
の企業に勤めているのかざっくり説明します。
業態としては国内の工場で使われる機器類を販売しているアメリカ本社のメーカーです。
※製品を言うとメーカーが特定される業界のため詳細は割愛。
また、様々なマーケットで使われる製品特徴のため、マーケットごとに部門が分かれて
営業の役割や販売する製品もマーケット応じて分かれています。ちなみに私が配属され
ている部門は食品です。食品では製造ライン内で使われる製品で、定期的に交換する消
耗材を扱っております。
従って、このコロナ禍であってもある程度の売上が立っている状況でした。
このような仕事内容において、テレワーク時におけるメリットとデメリットについて
、ざっと下記の通りまとめてみました。
◇メリット
・商談をフレキシブルに行える!
現場に行く場合の商談は、その日に同じエリアで物理的に回れる顧客を決める必要が
らうだたり、また遠出のエリアだとまとめて近場のエリアでルートを考えながら前後の
日程も考えないといけません。
一方、WEBでは当然ですがそんな日程や時間のスケジューリング間は一切考えなくて良
いです。
これ、そりゃしょうでしょ?って思う人にいると思いますが実際体感するとリアル商談
で事前にやっていたスケジュール調整の手間がいかに負担になっていたのかが、身に染
みて分かります。
まだ、WEB商談をされていない方は是非行動を起こしてやって欲しいと思います!
また、面白い使い方としてはWEBなので色々な場所にいる方を同じ商談の場に引き合わせることが出来るという点です。
例えば、私の顧客である工場の現場の方に加え製品を納入してもらっている代理店業者
や顧客側が複数工場ある場合は、各エリアの工場担当者を一同に会して行えるという方
法です。
これをリアル商談でやろうとすると、手間や移動のお金が莫大なにかかることは容易に
考えれるため、リアル商談ではよっぽどでないとしないような商談の在り方だと思います。
これが、WEBだと数分でかつ時間もほとんどかけずお金はまったくかけず行えるため、
関係者への情報共有を新しい形で行えるところが重要なポイントになると思います。
私の会社で他の方がやっていた運用としては、プレゼンテーションをWEBで行うという
ものでした。
これについても、やはり会場を押さえる手間や費用、また紙ベースの資料印刷や顧客へ
ん会場案内などの事前誘導の作業がまったくないというところは、非常にメリットがあ
ると考えます。
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◇商談時で使う資料も、フレキシブルになる!
これもリアル商談では絶対出来ないことですが、WEB上では資料はPCのデータ全てと
なるので打ち合わせ中に思いのよらない展開の問い合わせがあっても、紙ベースの資料
を手持ちで持っている以上に資料の数は多く説明できるため、より顧客に内容理解して
頂ける商談を行えることができます。
※ また、WEBで資料を共有する機能がありますが、モニターをつなげておくと共有ボタ
ンをあらかじめモニター画面で設定しておけば資料の取り出しが便利になります!
◇デメリットについて
WEBでのデメリットは基本的に機械的なことがやはり多いかと思います。
・Wi-fi環境や電波が悪い状態だと画像・音声が悪くなる。
・相手がカメラが対応できず、声だけでの打ち合わせとなる。
・複数人いると、声が被った場合聞き取りづらい状況、もしくは話しづらい時もある。
・現場主義が強い顧客は、中々WEBの打ち合わせ自体を嫌がる。
・名刺交換ができないため、打ち合わせ前後に担当者の名前を確認しておく必要あり。
などなどです。
これらについては、各社より今後WEB商談の機会が今後とも増える予想なので
新しい機能をどんどんアップデートして欲しいところですね!
従って、デメリットは色々書き連ねましたが、そこまで今後長い間に渡って改善されな
いような内容ではないため、結局はWEB商談はメリットしかないツールになってくるだ
ろうと私は考えます。
また今回「コロナ」という理由も十二分に使える今だからこそWEB商談をスマートにで
きる企業とそうでない企業では、各段に営業力の差が大きく出てくるであろうと思いま
す。
まだ、「うちの会社はやっていない」「年配の人がどんどん嫌がる」等の話が出ている
ようでしたら、どんどん私のようなブログの内容や他の会社の事例を現場の方からぶつ
けて、少しでもこのような営業スタイルが通常になることを願っております。
次回は、ではどのくらい数字に効果が表れたのか?リアルな数字をベースに説明してい
きたいと思います!
では!